雜煮ざふに)” の例文
新字:雑煮
はまなべ、あをやぎの時節じせつでなし、鰌汁どぢやうじる可恐おそろしい、せい/″\門前もんぜんあたりの蕎麥屋そばやか、境内けいだい團子屋だんごやで、雜煮ざふにのぬきでびんごと正宗まさむねかんであらう。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
平次は熱い粥を吹き/\、雜煮ざふにも七草粥も忘れて飛んで歩く八五郎を見やりました。
これからわたしうちるがい、雜煮ざふにでもいははう。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)