“蕎麥屋”の読み方と例文
新字:蕎麦屋
読み方割合
そばや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「變なことがありますよ、——あの町内の蕎麥屋そばやで訊くと、昨夜ゆうべお舟のところで、確かに蕎麥を三つ取つたと言ふんで——」
はまなべ、あをやぎの時節じせつでなし、鰌汁どぢやうじる可恐おそろしい、せい/″\門前もんぜんあたりの蕎麥屋そばやか、境内けいだい團子屋だんごやで、雜煮ざふにのぬきでびんごと正宗まさむねかんであらう。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すると、この夏頃から、松公といふ、色白の若い蕎麥屋そばや出前でまへ口説くどき落して、かね(大工の名)の目を忍んで、チヨイ/\うちへ引張込むやうになつた。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)