トップ
>
除
>
ど
ふりがな文庫
“
除
(
ど
)” の例文
恐しさ、怪しさより、勿体なさに、慌てて踏んでいる足を
除
(
ど
)
けると、我知らず、片足が、またぐッと乗る。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
自分が今まで横になって居たらしい、美保子の寝台に近付いて、枕を
除
(
ど
)
けて白い敷布を剥ぐと、丁度首の当るあたりに、長々と
葡萄
(
ぶどう
)
鼠の絹紐が引かれてあります。
悪魔の顔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「万歳」と言ってにこにこして飛んできて、藤さんを
除
(
ど
)
けて自分の隣りへあたる。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
彼女は身じろぎして、自分でカァテンを
除
(
ど
)
けた、
蒼白
(
あをじろ
)
く衰へた、しかし、まつたく安らかな彼女の顏を見ると、私の心配は直ぐ消えてしまつた。それほど、彼女は、變つてゐないやうに見えた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
士「さア
除
(
ど
)
け/\
素町人
(
すちょうにん
)
除け」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「
除
(
ど
)
きな」
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
「
衝立
(
ついたて
)
で隠してあった様子です。今は衝立を
除
(
ど
)
けたので、廊下の隅の甲冑が見えて居ります」
笑う悪魔
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
今こゝで繃帶が
除
(
ど
)
けられたとしても、左の目には何の視力もないのである。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
除
常用漢字
小6
部首:⾩
10画
“除”を含む語句
取除
掃除
祓除
拭掃除
除夜
除外
庭掃除
蠅除
日除
魔除
厄除
削除
芟除
雷除
風除
除去
刪除
雨除
除目
大掃除
...