トップ
>
阿附
>
あふ
ふりがな文庫
“
阿附
(
あふ
)” の例文
後ろにいる奴が薄っぺらで、高慢で、雷同で、
阿附
(
あふ
)
で、そうして、人と、物とを、食い物にすることのほかには何も考えない。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
またそれらの階級に
阿附
(
あふ
)
する多数の学者教育者とかには、年輩の上から旧時代に属する人たちが多いのですから、そういう人たちは
設
(
たと
)
い憲法の精神に背き
女子の独立自営
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
或は傑士賢臣、
肯
(
うなず
)
いて
阿附
(
あふ
)
せざる
有
(
あ
)
れば、軽ければ
則
(
すなわ
)
ち之を
間散
(
かんさん
)
に置き、重ければ則ち
褫
(
うば
)
いてもって
氓
(
みん
)
を編す。
続黄梁
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
けれども日蓮は悦ばず、正法を立せずして、弘教を頌揚するのは
阿附
(
あふ
)
である。
暁
(
さと
)
しがたきは澆季の世である。
学生と先哲:――予言僧日蓮――
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
然しそれは歴代の為政者の中央政府に
阿附
(
あふ
)
するような施設によって全く踏みにじられてしまった。
北海道に就いての印象
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
それ等は自己に
迎合
(
げいごう
)
阿附
(
あふ
)
する者のみを愛し、これに金品を与えて
虚名
(
きょめい
)
を博すべく努力する。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
謂
(
おもえ
)
らく、水戸と堀田と西城の議合す、故を以て
阿附
(
あふ
)
朋比
(
ほうひ
)
し、遂に違勅の挙を為す、水戸、堀田を斬らずんば、夷事
理
(
おさ
)
むべからざるなりと。当今、幕府は
幼冲
(
ようちゅう
)
にして、弁識する所なし。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
阿附
(
あふ
)
し、模倣し
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
阿
漢検準1級
部首:⾩
8画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“阿”で始まる語句
阿母
阿呆
阿魔
阿父
阿弥陀
阿爺
阿諛
阿片
阿波
阿修羅