銃後じゅうご)” の例文
銃後じゅうごをまもるために、菓子屋かしやひらきました。みなさん、ごひいきにしてください。」と、かれ、そのした番地ばんちみせがしるしてありました。
クラリネットを吹く男 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分じぶんからだでできることなら、清作せいさくさんは、どんな仕事しごとでもよろこんでする決心けっしんでありましたが、さいわいに、むら産業組合さんぎょうくみあい適当てきとうつとぐちがあって、採用さいようされたので、いよいよこれから銃後じゅうごにて
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
みんなが今度こんど聖戦せいせんは、東洋永遠とうようえいえん平和へいわのために、じゃまになるものは、いっさいをのぞくのであるから、簡単かんたんにいくわけがなく、戦線せんせん銃後じゅうごわず、こころを一つにして、ともにくるしみ、相助あいたす
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)