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銀椀
ふりがな文庫
“銀椀”の読み方と例文
読み方
割合
ぎんわん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぎんわん
(逆引き)
真夜中頃に、
枕頭
(
まくらもと
)
の
違棚
(
ちがいだな
)
に
据
(
す
)
えてある、四角の
紫檀製
(
したんせい
)
の
枠
(
わく
)
に
嵌
(
は
)
め
込
(
こ
)
まれた十八世紀の置時計が、チーンと
銀椀
(
ぎんわん
)
を
象牙
(
ぞうげ
)
の
箸
(
はし
)
で打つような音を立てて鳴った。
京に着ける夕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
描
(
えが
)
けども成らず、描けども成らず」と丸き男は調子をとりて軽く
銀椀
(
ぎんわん
)
を
叩
(
たた
)
く。葛餅を
獲
(
え
)
たる蟻はこの響きに度を失して菓子椀の中を
右左
(
みぎひだ
)
りへ
馳
(
か
)
け廻る。
一夜
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と女はうたい
了
(
おわ
)
る。
銀椀
(
ぎんわん
)
に
珠
(
たま
)
を盛りて、
白魚
(
しらうお
)
の指に
揺
(
うご
)
かしたらば、こんな声がでようと、男は
聴
(
き
)
きとれていた。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
銀椀(ぎんわん)の例文をもっと
(3作品)
見る
銀
常用漢字
小3
部首:⾦
14画
椀
漢検準1級
部首:⽊
12画
“銀”で始まる語句
銀
銀杏
銀杏返
銀色
銀座
銀貨
銀河
銀簪
銀行
銀泥