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鉄砲丸
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てっぽうだま
ふりがな文庫
“
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)” の例文
旧字:
鐵砲丸
彼は大きな
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
を飲み
下
(
くだ
)
したごとく、腹の中にいかんともすべからざる
塊
(
かた
)
まりを
抱
(
いだ
)
いて、この
両三日
(
りょうさんち
)
処置に窮している。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すると空中にざあっと雨のような音がして何かまっくらなものがいくかたまりもいくかたまりも
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
のように川の向うの方へ飛んで行くのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「さあ、これから、
戦
(
いくさ
)
ごっこをするのだ。この納豆が
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
だよ。これのぶっつけこをするんだ。」と、言いました。私達は
二組
(
ふたくみ
)
に別れて、
雪合戦
(
ゆきがっせん
)
をするように納豆合戦をしました。
納豆合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
そんな事を言いながら、二人は
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
のように一色道庵の門を潜りました。
銭形平次捕物控:025 兵糧丸秘聞
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
すると空中にざあっと雨のような音がして、何かまっくらなものが、いくかたまりもいくかたまりも
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
のように川の
向
(
む
)
こうの方へ
飛
(
と
)
んで行くのでした。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
これを見て居た鳴海は、
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
のように川蒸気を飛出しました。
悪人の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
チュンセはまるで
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
のようにおもてに
飛
(
と
)
び出しました。おもてはうすくらくてみぞれがびちょびちょ
降
(
ふ
)
っていました。チュンセは
松
(
まつ
)
の木の
枝
(
えだ
)
から雨雪を
両手
(
りょうて
)
にいっぱいとって来ました。
手紙 四
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ジョバンニはまるで
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
のように立ちあがりました。そして
誰
(
たれ
)
にも聞えないように窓の外へからだを乗り出して力いっぱいはげしく胸をうって叫びそれからもう
咽喉
(
のど
)
いっぱい泣きだしました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ジョバンニはまるで
鉄砲丸
(
てっぽうだま
)
のように立ちあがりました。そして
誰
(
だれ
)
にも聞こえないように
窓
(
まど
)
の外へからだを
乗
(
の
)
り出して、力いっぱいはげしく
胸
(
むね
)
をうって
叫
(
さけ
)
び、それからもう
咽喉
(
のど
)
いっぱい
泣
(
な
)
きだしました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
砲
常用漢字
中学
部首:⽯
10画
丸
常用漢字
小2
部首:⼂
3画
“鉄砲”で始まる語句
鉄砲
鉄砲洲
鉄砲笊
鉄砲玉
鉄砲弾
鉄砲傷
鉄砲組
鉄砲疵
鉄砲風呂
鉄砲洲河岸