“金岡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かなおか50.0%
かなをか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巨勢こせ金岡かなおかもあります、光長も、信実のぶざねもあります、土佐もあります、雪舟せっしゅう、周文、三阿弥あみ、それから狩野家にも古法眼こほうげんがあります、その後に於ても探幽があり、応挙があり……
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
金岡かなおかはぎの馬、飛騨ひだ工匠たくみりゅうまでもなく、電燈を消して、雪洞ぼんぼりの影に見参らす雛の顔は、実際、ればまたたきして、やがて打微笑うちほほえむ。人の悪い官女のじろりと横目で見るのがある。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
川成かはなりとか金岡かなをかとか、その外昔の名匠の筆になつた物と申しますと、やれ板戸の梅の花が、月の夜毎に匂つたの、やれ屏風の大宮人おほみやびとが、笛を吹く音さへ聞えたのと
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
金岡かなをか金泥こんでいの厚さ
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)