“古法眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こほうげん66.7%
こほうがん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元信は御承知の通り古法眼こほうげんで、この人もまた、ある点では永徳以上のものを持っていました。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
巨勢こせ金岡かなおかもあります、光長も、信実のぶざねもあります、土佐もあります、雪舟せっしゅう、周文、三阿弥あみ、それから狩野家にも古法眼こほうげんがあります、その後に於ても探幽があり、応挙があり……
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
古法眼こほうがんの描いた虎溪三笑、その素晴らしい六枚折りの屏風が無造作に部屋の片隅に、立てられてある一事をもってしても、部屋の豪奢が知れようではないか。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)