“阿弥”の読み方と例文
読み方割合
あみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去年あたりからにわかに猖獗しょうけつをみせてきた例の踊る宗教——時宗じしゅう阿弥あみ仲間へはいるものが、おそろしい勢いでふえつつある。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
善定ぜんじょう兼吉、奈良太郎兼常、徳永兼宣、三阿弥あみ兼高、得印兼久、良兼母、室屋兼任——この七人の末葉まつよう、美濃越前をはじめとして、五どうにその数およそ千百相に別れ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
巨勢こせ金岡かなおかもあります、光長も、信実のぶざねもあります、土佐もあります、雪舟せっしゅう、周文、三阿弥あみ、それから狩野家にも古法眼こほうげんがあります、その後に於ても探幽があり、応挙があり……
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)