“信実”のいろいろな読み方と例文
旧字:信實
読み方割合
しんじつ36.4%
のぶざね36.4%
まこと27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体三藏と云う人は信実しんじつな人で、江戸の谷中七面前の下總屋と云う質屋の番頭奉公致して、事柄のわかった男でございますから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
遥かに、信仰をよせているほか、越前三位の妻小宰相こざいしょう資賢すけかたの娘玉琴たまこと信実のぶざね伯母人おばびと、三条の小川侍従じじゅうの姫、花園准后じゅんごうの侍女三河のつぼね、伊豆の走り湯の妙真尼など
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
微妙な心の動きは、わが心の姿さえ、動揺のしやすくて、信実まことは書きにくいのに、今日こんにちの問題の女史ひとをどうして書けよう。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)