“女史”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょし80.0%
ひと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それはできます。私とスミレ女史じょしとで、この間から水棲魚人と、思っていることを話し合う研究を完成していますから、大丈夫です」
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
不図墓地に入った。此処は余も知って居る。曾て一葉いちよう女史じょしの墓を見に来た時歩き廻った墓地である。余は月あかりに墓と墓の間をうて歩いた。誰やらの墓の台石だいいしに腰かけて見た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
微妙な心の動きは、わが心の姿さえ、動揺のしやすくて、信実まことは書きにくいのに、今日こんにちの問題の女史ひとをどうして書けよう。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)