“じょし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女子35.7%
女史28.6%
徐氏14.3%
叙旨7.1%
女使7.1%
徐四7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やれやれ、女子じょし小人しょうじんはなんとかじゃ。泣きたいだけ泣いてもらお。泣きたいものは、なんぼでも泣け泣け」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
不図墓地に入った。此処は余も知って居る。曾て一葉いちよう女史じょしの墓を見に来た時歩き廻った墓地である。余は月あかりに墓と墓の間をうて歩いた。誰やらの墓の台石だいいしに腰かけて見た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
一方、孫翊の妻の徐氏じょしは、良人の帰りがおそいので
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その内祝いというのは、去年以来の秀吉の内治戦功を嘉賞かしょうあらせられて、朝廷より彼にたいして、このたび従四位下、参議に補せらる、という叙旨じょしを賜ったによるのであった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
不潔なモルフィネ中毒患者をよそおって、よろよろ歩いていたし、一方ルーズベルトの特使の方は、男使だんし女使じょしの二人組で街頭がいとう一品料理は如何でございと屋台やたいを引張って触れて歩いていたのである。
京城の金魚街に徐四じょしという男があった。家が甚だ貧しいので、兄夫婦と同居していた。ある冬の夜に、兄は所用あって外出し、今夜は戻らないという。