信実のぶざね)” の例文
旧字:信實
遥かに、信仰をよせているほか、越前三位の妻小宰相こざいしょう資賢すけかたの娘玉琴たまこと信実のぶざね伯母人おばびと、三条の小川侍従じじゅうの姫、花園准后じゅんごうの侍女三河のつぼね、伊豆の走り湯の妙真尼など
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巨勢こせ金岡かなおかもあります、光長も、信実のぶざねもあります、土佐もあります、雪舟せっしゅう、周文、三阿弥あみ、それから狩野家にも古法眼こほうげんがあります、その後に於ても探幽があり、応挙があり……
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
定家ともよく行き来した。しかしその子の信実のぶざねは、鎌倉第一の画家といわれ、後鳥羽院が隠岐おきへ遷幸の際、特にお姿を描かしめられたのはこの信実であった。歌の方でも出色の歌人だった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
「武田信実のぶざねを討ったぞッ。——守将武田信実は討ちとったぞうッ」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)