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金坊
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きんぼう
ふりがな文庫
“
金坊
(
きんぼう
)” の例文
花の
薫
(
かおり
)
が
馥郁
(
ふくいく
)
として、
金坊
(
きんぼう
)
は
清々
(
せいせい
)
して、はツと我に返つた。あゝ、姉が居なければ、少くとも
煩
(
わずら
)
つたらう。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
若いからねえ。一つところにじっとしてなんかいられないんだよ。
金坊
(
きんぼう
)
には
山谿に生くる人々:――生きる為に――
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
「
金坊
(
きんぼう
)
、
沈丁花
(
ちょうじ
)
の油をつけてきたね。」
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
いたづら
為
(
し
)
たるものは
金坊
(
きんぼう
)
である。初めは
稗蒔
(
ひえまき
)
の
稗
(
ひえ
)
の、
月代
(
さかやき
)
のやうに素直に
細
(
こまか
)
く伸びた
葉尖
(
はさき
)
を、フツ/\と吹いたり、
﨟
(
ろう
)
たけた顔を斜めにして、
金魚鉢
(
きんぎょばち
)
の金魚の目を、左から、又右の方から
視
(
なが
)
めたり。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
坊
常用漢字
中学
部首:⼟
7画
“金”で始まる語句
金
金色
金子
金盥
金持
金剛石
金襴
金槌
金箔
金魚