“里帰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さとがえ66.7%
さとがえり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは勿論もちろんかなう……イヤかなわねばならぬふか因縁いんねんがある。なにかくそうそちはもともと乙姫様おとひめさま系統すじいているので、そちの竜宮行りゅうぐうゆきわば一しゅ里帰さとがえりのようなものじゃ……。
里帰さとがえ
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
しかりしのち、いまだかつて許されざりし里帰さとがえりを許されて、お通は実家に帰りしが、母の膝下しっかきたるとともに、張詰めし気のゆるみけむ、かれはあどけなきものとなりて、泣くも笑うも嬰児あかごのごとく
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)