トップ
>
酔醒
>
よいざめ
ふりがな文庫
“
酔醒
(
よいざめ
)” の例文
旧字:
醉醒
「ああ、これて
清々
(
せいせい
)
した。」と、お葉は
酔醒
(
よいざめ
)
の水を飲んだ。お清は
惘
(
あき
)
れて
其
(
その
)
顔を眺めている処へ、
彼
(
か
)
のお杉
婆
(
ばばあ
)
の声が聞えたのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ここでお茶と云う処だけれど、茶じゃ理に落ちて魔物が
憑
(
つ
)
け込む。
酔醒
(
よいざめ
)
にいいもの、と縁側から転がし出したのは西瓜です。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
伝え言う……
孫右衛門
(
まごえもん
)
と名づけた気の
可
(
い
)
い小父さんが、
独酌
(
どくしゃく
)
の
酔醒
(
よいざめ
)
に、我がねたを首あげて見る寒さかな、と
来山張
(
らいざんばり
)
の屏風越しに、
魂消
(
たまげ
)
た首を出して
覘
(
のぞ
)
いたと聞く。
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そら、ポンプだ、というと
呵々
(
からから
)
と高笑いで、水だらけの人間が総崩れになる中を澄まして通って、井戸端へ
引返
(
ひっかえ
)
して、ウイなんて
酔醒
(
よいざめ
)
の胸のすく
噯
(
おくび
)
でね、すぐにまた汲み込むと、提げて行くんです。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
醒
常用漢字
中学
部首:⾣
16画
“酔”で始まる語句
酔
酔興
酔漢
酔狂
酔払
酔眼
酔臥
酔客
酔心地
酔余