“よいざめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酔醒57.1%
酔覚42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伝え言う……孫右衛門まごえもんと名づけた気のい小父さんが、独酌どくしゃく酔醒よいざめに、我がねたを首あげて見る寒さかな、と来山張らいざんばりの屏風越しに、魂消たまげた首を出してのぞいたと聞く。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そら、ポンプだ、というと呵々からからと高笑いで、水だらけの人間が総崩れになる中を澄まして通って、井戸端へ引返ひっかえして、ウイなんて酔醒よいざめの胸のすくおくびでね、すぐにまた汲み込むと、提げて行くんです。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一雫も酔覚よいざめの水らしく、ぞくぞくと快く胸が時めく……
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)