“えいざめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酔覚66.7%
酔醒33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
って出るように水をのぞく、と風が冷かにかおを打つ。欄干にしかと両手を掛けた、が、じっと黙って、やがてしずかに立直った時、酔覚えいざめの顔は蒼白あおじろい。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
心細いッたらないのだもの、おまけに目もあてられない吹雪と来て、酔覚えいざめじゃあり、寒さは寒し、四ツ谷までは百里ばかりもあるように思ったねえ。そうすると何だかまた夢のような心持になってさ。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
酔醒えいざめか。寒くはないか。」
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)