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都鳥
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みやこどり
ふりがな文庫
“
都鳥
(
みやこどり
)” の例文
もう少し先へ行くと
都鳥
(
みやこどり
)
と、
瓦屋
(
かわらや
)
が名物ですが、この辺はまだ町の中で、岸にはいろいろのゴミが、雪と一緒に
川面
(
かわも
)
を埋めております。
銭形平次捕物控:021 雪の精
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
……今度、其の若年寄に、
便宜
(
べんぎ
)
あつて、京都比野大納言殿より、(江戸隅田川の
都鳥
(
みやこどり
)
が見たい、一羽首尾ようして送られよ。)
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
八畳の
真中
(
まんなか
)
に
都鳥
(
みやこどり
)
の模様のメリンスの鏡子の蒲団が敷かれてある、その右の横に三人の男の子の
床
(
とこ
)
が並んで居て、左には瑞木と花木が寝て居る。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
芦
(
あし
)
に
都鳥
(
みやこどり
)
を描いた
提灯
(
ちょうちん
)
は、さしもに広い亀清楼の楼上楼下にかけつらねられて、その灯入りの美しさ——岸につないだ
家根船
(
やねぶね
)
にまでおなじ飾りが水にゆれて流れた。
旧聞日本橋:13 お墓のすげかえ
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「今の世や猫も
杓子
(
しゃくし
)
も花見笠」の、そういう麗かの陽気となった。隅田川には
都鳥
(
みやこどり
)
が浮かび、梅若塚には菜の花が
手向
(
たむ
)
けられ、竹屋の渡しでは船頭が、酔っぱらいながら
棹
(
さお
)
さしていた。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
この
都鳥
(
みやこどり
)
の
落雁
(
らくがん
)
も当分は
食納
(
たべおさめ
)
になるかも知れぬ。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
君
(
きみ
)
懐
(
なつか
)
しと
都鳥
(
みやこどり
)
……幾夜かここに
隅田川
(
すみだがわ
)
。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
都鳥
(
みやこどり
)
浮
(
う
)
く
大川
(
おほかは
)
に
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
都鳥
(
みやこどり
)
の居る
紺青
(
こんじやう
)
の浪が大きく動いて鏡子は
床
(
とこ
)
の上に起き上つた。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
都鳥
(
みやこどり
)
浮
(
う
)
く大川に
若菜集
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“都鳥”の意味
《名詞》
(トチョウ)東京都を象徴する鳥。正式には「都民の鳥」。
みやこどりの漢字表記。
(出典:Wiktionary)
“都鳥(ミヤコドリ)”の解説
ミヤコドリ(都鳥、学名: Haematopus ostralegus)は、チドリ目ミヤコドリ科に分類される鳥類の一種。
(出典:Wikipedia)
都
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“都鳥”で始まる語句
都鳥妻恋笛
都鳥廓白浪
都鳥考