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選択
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せんたく
ふりがな文庫
“
選択
(
せんたく
)” の例文
旧字:
選擇
手紙はしばしばもらったが、それもたいてい、新刊書の
選択
(
せんたく
)
の
依頼
(
いらい
)
のついでに、故郷の消息をつたえるといった程度以上のものではなかった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
連続の方法と意識の内容の変化とが吾人に
選択
(
せんたく
)
の範囲を与えます。この範囲が理想を与えます。そうしてこの理想を実現するのを、人生に触れると申します。
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
仮りに
意地汚
(
いじきたな
)
い子供があって、どちらのグラスを取った方が利益かと、目を大きくして見比べたとしても、彼はいつまでたっても
選択
(
せんたく
)
が出来なかったに相違ない。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
少し年老った者は年若い者いわゆる後進者より職業
選択
(
せんたく
)
について相談を受けぬ者はほとんどあるまい。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
選挙で代表者を選ぶ場合でも、大衆が
選択
(
せんたく
)
の自由を完全に持つということは
稀
(
まれ
)
で、一定の組織と手続で制約され、多くはその意思に沿わぬ者を「選ばされる」のである。
政治学入門
(新字新仮名)
/
矢部貞治
(著)
▼ もっと見る
で、
材料
(
ざいりょう
)
の
取捨
(
しゅしゃ
)
選択
(
せんたく
)
の
責
(
せめ
)
は
当然
(
とうぜん
)
私
(
わたくし
)
が
引受
(
ひきう
)
けなければなりませんが、しかし
通信
(
つうしん
)
の
内容
(
ないよう
)
は
全然
(
ぜんぜん
)
原文
(
げんぶん
)
のままで、
私意
(
しい
)
を
加
(
くわ
)
へて
歪曲
(
わいきょく
)
せしめたような
個所
(
かしょ
)
はただの一
箇所
(
かしょ
)
もありません。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それでもみ
篶子
(
すずこ
)
に送る絵はがきの
選択
(
せんたく
)
には銭も時間も惜しくなかった。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
かの女のためにいろいろの本を
選択
(
せんたく
)
して送ってやっていたことを思い出し、これまでに覚えたことのない、異様なねたましさを覚えたのだった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
そうしてこの問題の裏面には
選択
(
せんたく
)
と云う事が含まれております。ある程度の自由がない以上は、また幾分か選択の余裕がないならばこの問題の出ようはずがない。
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
おそらく職業の
選択
(
せんたく
)
は
細君
(
さいくん
)
の選択よりもいっそう困難であろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
満足の人間を常に不満足そうに眺める白い眼があった。新らしく結婚した彼ら二人は、彼の接触し得る満足した人間のうちで、得意な代表者として彼から
選択
(
せんたく
)
される恐れがあった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ことに幹部養成のための
施設
(
しせつ
)
の
選択
(
せんたく
)
には、それとなく強い制限が加えられることになり、その結果、残念ながら、友愛塾の志願者もいちじるしく減少するのではないかと予想されます。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
(二)この傾向が
選択
(
せんたく
)
を生ずる。(三)選択が理想を
孕
(
はら
)
む。(四)次にこの理想を実現して意識が特殊なる連続的方向を取る。(五)その結果として意識が分化する、
明暸
(
めいりょう
)
になる、統一せられる。
文芸の哲学的基礎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
選
常用漢字
小4
部首:⾡
15画
択
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“選択”で始まる語句
選択集
選択本願念仏集
選択器
選択意思