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過言
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かごん
ふりがな文庫
“
過言
(
かごん
)” の例文
小説を作る
度胸
(
どきょう
)
は、このときに出来たといっても
過言
(
かごん
)
ではない。なおそのうえ僕を楽しませたものは、そこに書かれてあった数行の作品批評であった。
『地球盗難』の作者の言葉
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
物によっては、
全減
(
ぜんげん
)
するとまでいっても
過言
(
かごん
)
ではなかろう。それはもとよりかつおだけにかぎったことではない。
いなせな縞の初鰹
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
石見守長安
(
いわみのかみながやす
)
は、ハッと
醒
(
さ
)
めたような顔色になった。そして自分の
過言
(
かごん
)
に気がついたらしく
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
親
(
した
)
しく久しぶりで二、三の卒業式に
臨
(
のぞ
)
み、かつ他の大学の卒業式の記事を新聞によって知ったが、大学の卒業式の折りは実に米国民の思想の最高点に達した時と言って
過言
(
かごん
)
であるまいと思う。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「検審に向い近ごろ
過言
(
かごん
)
なり、早々刀を引き候え」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
頭がよく
厭味
(
いやみ
)
のない久兵衛のひとそのものに
惚
(
ほ
)
れて通って来る者ばかりといって
過言
(
かごん
)
ではない。
握り寿司の名人
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
ああ、金星超人こそ、正に現代の恐怖の生物、宇宙の
喰人種
(
しょくじんしゅ
)
というも
過言
(
かごん
)
にあらざるなり
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「
過言
(
かごん
)
じゃ、そんなことはない。そんなことはない」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
残っているのは脳味噌だけだといっても
過言
(
かごん
)
ではない。あとは皆借り物だ。質の悪い他人の部品の集成体だ。そんないい加減の集成体が、果してやはり愛すべき価値があるかどうか、
甚
(
はなは
)
だ疑わしい。
大脳手術
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“過言”の意味
《名詞》
(かごん)相手に失礼なことを言うこと。
(かげん)言い誤ったことば。失言。
(かげん、かごん)誇張した言い方をすること。
(出典:Wiktionary)
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“過”で始まる語句
過
過失
過去
過日
過般
過敏
過程
過誤
過越
過激