通學生つうがくせい)” の例文
新字:通学生
けると、多勢おほぜい通學生つうがくせいをつかまへて、山田やまだその吹聽ふいちやうといつたらない。ぬえいけ行水ぎやうずゐ使つかつたほどに、こと大袈裟おほげさ立到たちいたる。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其日そのひからかぞへて丁度ちやうど一週間前いつしうかんまへ夜學やがくかつたころで、晝間ひるま通學生つうがくせいかへつてしまひ、夕飯ふゆはんんで、わたし部屋へや卓子つくゑうへで、燈下とうか美少年録びせうねんろくんでた。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)