トップ
>
追掛
>
おつか
ふりがな文庫
“
追掛
(
おつか
)” の例文
「
恐入
(
おそれい
)
りました。
何
(
ど
)
うぞ
此方
(
こつち
)
へ。
貴方
(
あなた
)
、
御一所
(
ごいつしよ
)
に、
後生
(
ごしやう
)
ですから。……
背後
(
うしろ
)
から
追掛
(
おつか
)
けて
來
(
く
)
るやうで
成
(
な
)
らないんですもの。」
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
足音
(
あしおと
)
は向ふへ
遠退
(
とおの
)
いて行く。三四郎は
庭先
(
にはさき
)
へ廻つて下駄を
突掛
(
つゝか
)
けた儘孟宗藪の所から、一間余の土手を這ひ下りて、提燈のあとを
追掛
(
おつか
)
けて行つた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
察しるが
可
(
い
)
いつて、そりや貴方、お互ぢやありませんか。
吁
(
ああ
)
、私は今だに胸が
悸々
(
どきどき
)
して、後から
追掛
(
おつか
)
けられるやうな気持がして、何だか落着かなくて可けない
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
己
(
おれ
)
が
養
(
やしな
)
つて置くからには、
己
(
おれ
)
の手を
曳
(
ひ
)
くぐらゐは
当然
(
あたりまい
)
だ、
何
(
なに
)
を
云
(
い
)
やアがるつて
立上
(
たちあが
)
つて
戸外
(
そと
)
へ出たが、
己
(
おれ
)
も
眼
(
め
)
が見えないから
追掛
(
おつか
)
けて出ても
仕様
(
しやう
)
はなし、あんな
奴
(
やつ
)
にまで
馬鹿
(
ばか
)
にされると腹を立つのを
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“追掛”で始まる語句
追掛廻