ごみ)” の例文
家内中いくさにでも出るような意気ごみなのでしたから、お雛様を飾ろうなどとは、夢にも思わなかったのでしょう。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
ところが自分は志村を崇拝しない、今に見ろという意気ごみしきりとげんでいた。
画の悲み (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
約束やくそくなればたう柳屋やなぎや顏立かほだてまゐつたまで、と、しりごみすること一方ひとかたならず。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)