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輪鍵
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わかぎ
ふりがな文庫
“
輪鍵
(
わかぎ
)” の例文
それから、今朝は物置に入っていると、外から戸を締めて、
輪鍵
(
わかぎ
)
をかけて心張りをした上、炭俵へ火を
点
(
つ
)
けた者があります。
銭形平次捕物控:024 平次女難
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それから、今朝は物置に入つてゐると、外から戸を締めて、
輪鍵
(
わかぎ
)
をかけて
心張
(
しんばり
)
をした上、炭俵へ火を
點
(
つ
)
けた者があります。
銭形平次捕物控:024 平次女難
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
後からそつとつけて行つて、長持の
輪鍵
(
わかぎ
)
をかけてしまひ、二人を封じ込んで置いて、奉納の大太刀で、ズブリとやつた
銭形平次捕物控:270 転婆娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
泥棒の入つたのは、南の縁側、僅かばかりの隙から
鋸
(
のこぎり
)
を入れて、かなり大きい穴を二つまで開けた上、
輪鍵
(
わかぎ
)
も
棧
(
さん
)
も易々と外したことはよくわかります。
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
泥棒の入ったのは、南の縁側、
僅
(
わず
)
かばかりの
隙
(
すき
)
から
鋸
(
のこぎり
)
を入れて、かなり大きい穴を二つまで開けた上、
輪鍵
(
わかぎ
)
も
桟
(
さん
)
も
易々
(
やすやす
)
と外したことはよくわかります。
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
お
此
(
この
)
が入つた儘か、それとも曲者が逃げ去つたか、木戸は
輪鍵
(
わかぎ
)
を外して夜風に
煽
(
あお
)
られてゐるのでした。
銭形平次捕物控:159 お此お糸
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それが、不思議でございます。外から開けた樣子もないのに、雨戸が
棧
(
さん
)
も
輪鍵
(
わかぎ
)
も外れて居りました」
銭形平次捕物控:169 櫛の文字
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
作松が言つたやうに、裏木戸は内から
輪鍵
(
わかぎ
)
が掛つて居りますが、釘はさしてゐず、その下のあたりはよく
踏
(
ふ
)
み
堅
(
かた
)
められて、變つた足跡などを付けられさうもありません。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
作松が言ったように、裏木戸は内から
輪鍵
(
わかぎ
)
が掛っておりますが、釘はさしていず、その下のあたりはよく踏み固められて、変った足跡などを見付けられそうもありません。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
輪鍵
(
わかぎ
)
がかゝつて居なかつたのでせう。と、木戸を押してそつと入つて來た怪しの者が一人、
跫音
(
あしおと
)
も立てずに部屋の外へ忍び寄ると、戸袋の
蔭
(
かげ
)
から、スルリと縁側に滑り込みました。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
繩の下に
虎耳草
(
ゆきのした
)
の花があつたので、場所は三日月の井戸と判つた。——神津家の雨戸は決して外から開けたのぢやない。
拍手
(
かしはで
)
を打つた位であの
棧
(
さん
)
や
輪鍵
(
わかぎ
)
はビクともするものぢやない。
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
たった一つの
手燭
(
てしょく
)
で、平次は実によく調べて行きます。
生湿
(
なまじめ
)
りの庭には
誂
(
あつら
)
えたように足跡があって、それがかなり大きいことや、突当りの木戸は外から簡単に
輪鍵
(
わかぎ
)
の外せることを見極め
銭形平次捕物控:100 ガラッ八祝言
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
たつた一つの
手燭
(
てしよく
)
で、平次は實によく調べて行きます。
生濕
(
なまじめ
)
りの庭には
誂
(
あつら
)
へたやうに足跡があつて、それがかなり大きいことや、突當りの木戸は外から簡單に
輪鍵
(
わかぎ
)
の外せることを見極め
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次はもう一度念のためにその部屋を見せて貰った上、戸締りの工合も調べ直しましたが、外からコジ開けた様子もなく、ただ上下の
桟
(
さん
)
の
輪鍵
(
わかぎ
)
のあたりと、
錐
(
きり
)
で小さい穴を開けた跡があります。
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次はその間に裏木戸の
輪鍵
(
わかぎ
)
をかけて、元の縁側へ歸つて來たのです。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「締つては居るが、
輪鍵
(
わかぎ
)
が掛つて居ませんよ」
銭形平次捕物控:166 花見の果て
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「内から締めて、
輪鍵
(
わかぎ
)
が掛つて居た筈だ」
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
輪鍵
(
わかぎ
)
が外れませんよ」
銭形平次捕物控:042 庚申横町
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
輪鍵
(
わかぎ
)
が外れませんよ」
銭形平次捕物控:042 庚申横町
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
鍵
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
“輪”で始まる語句
輪
輪廓
輪廻
輪郭
輪奐
輪袈裟
輪車
輪索
輪飾
輪切