“生湿”のいろいろな読み方と例文
旧字:生濕
読み方割合
なまじめ88.9%
なましめ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
持っていて、それに生湿なまじめりの土が付いていたから、金杉の竹松親分に縛られたのも無理はない。あの人は道楽がひどいから、五両とまとまった金を
新助はしおれ切って、いつの間にやら生湿なまじめりの土の上へ坐っておりました。言い交したお駒を殺した激動に打ちのめされて、松五郎の憤怒などは素より眼中にありません。
平次は眉をひそめました。悪気はなかったでしょうが、せっかく生湿なましめりの土に残しておいた泥棒の足跡などは、滅茶滅茶に踏み荒らしております。