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なまじめ
ふりがな文庫
“なまじめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
生濕
60.0%
生湿
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生濕
(逆引き)
念の爲にツイ傍の上便所の扉をあけると、二本燈心の薄明りで、——
草履
(
ざうり
)
が一足。手に取り上げて裏返すと、
生濕
(
なまじめ
)
りの
苔臭
(
こけくさ
)
い土が一面に附いてゐるではありませんか。
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「だがな八、
敷居
(
しきゐ
)
の穴を詰めた土は少し
生濕
(
なまじめ
)
りだし、雨戸の
隙間
(
すきま
)
は、外からだつて拵へられるぜ」
銭形平次捕物控:296 旅に病む女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
なまじめ(生濕)の例文をもっと
(12作品)
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生湿
(逆引き)
一人は外科へ、一人は町役人へ、一人は土蔵の扉を開けて若旦那の染五郎を出すため、左陣は
生湿
(
なまじめ
)
りの路地に足跡をつけるのを嫌って、大廻りに店口の方から入って来ました。
銭形平次捕物控:137 紅い扱帯
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
水船から
這
(
は
)
い上がって、半身ぐしょ濡れのまま縛られたのでしょう、腰から下は
生湿
(
なまじめ
)
りのまま、折目も縫目も崩れて、筵の上にしょんぼり坐ったお蔦は、妙に平次の感傷をそそります。
銭形平次捕物控:091 笑い茸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
なまじめ(生湿)の例文をもっと
(8作品)
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