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輪切
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わぎり
ふりがな文庫
“
輪切
(
わぎり
)” の例文
名高い
狒々
(
ひひ
)
のいた近辺に、母と子との猿を一しょに入れてある
檻
(
おり
)
があって、その前には例の
輪切
(
わぎり
)
にした
薩摩
(
さつまいも
)
芋が置いてある。
牛鍋
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「いや、一呑みになさるには及びません。厚さが十
糎
(
センチ
)
ぐらいの
輪切
(
わぎり
)
になって居りますので、お皿にのせて、ナイフとフォークで召しあがれます」
時限爆弾奇譚:――金博士シリーズ・8――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
革鞄の中へ
輪切
(
わぎり
)
にした女を油紙に包んで詰込んでいようの、従って、探偵などと思ったのでは決してない。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これは白い身の軽い魚を
塩湯煮
(
しおゆで
)
にするかあるいは蒸しておいて第百十八にあるような白ソースをかけて出します。魚の時はそのソースへ
湯煮玉子
(
ゆでたまご
)
の
輪切
(
わぎり
)
を混ぜるとなお味が良くなります。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「なあに心配することはない。大丈夫。ただ、いろんなものが動きだすからね。……あッ、ほら、缶詰の中からパイナップルの
輪切
(
わぎり
)
になったのが、ぞろぞろと外へせりだしてきた」
ふしぎ国探検
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
拝打
(
おがみうち
)
、
輪切
(
わぎり
)
、
袈裟掛
(
けさがけ
)
、はて、我ながら、気が
冴
(
さ
)
え、手が冴え、
白刃
(
しらは
)
とともに、抜けつ
潜
(
くぐ
)
りつ、
刎越
(
はねこ
)
え、飛び交い、八面に渡って、
薙立
(
なぎた
)
て薙立て、切伏せると、ばさばさと倒れるごとに
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“輪”で始まる語句
輪
輪廓
輪廻
輪郭
輪奐
輪鍵
輪袈裟
輪車
輪索
輪飾