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足蹈
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あしぶみ
ふりがな文庫
“
足蹈
(
あしぶみ
)” の例文
「帰らん? 帰らんけりや
宜
(
よろし
)
い。もう
明日
(
あす
)
からは貴方のここへ
足蹈
(
あしぶみ
)
の出来んやうに為て
了
(
しま
)
ふから、さうお思ひなさい」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
近い処が、お前さんが
前刻
(
さっき
)
お話の、その黒百合というものだ、つい石滝とかの山を奥へ入るとあるッていうのに、そら、昔から人が
足蹈
(
あしぶみ
)
をしない処で、魔処だ。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
繁き
足蹈
(
あしぶみ
)
詩集夏花
(新字旧仮名)
/
伊東静雄
(著)
時に少年の姿は、高く頭上の風に鷲を
漾
(
ただよ
)
わせ、天を頂いて
突立
(
つった
)
ったが、何とかしけむ、
足蹈
(
あしぶみ
)
をして
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
けたたましく二つ三つ
足蹈
(
あしぶみ
)
をして、胸を
揺
(
ゆす
)
って、(火事じゃ、……
宿
(
しゅく
)
じゃ、おたにの方じゃ——御免。)とひょこひょこと
日和下駄
(
ひよりげた
)
で駆出しざまに、門を飛び出ようとして、振返って
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
海野は仕込杖もて床をつつき、
足蹈
(
あしぶみ
)
して
口惜
(
くちおし
)
げに
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
海野は仕込杖以て
床
(
ゆか
)
をつつき、
足蹈
(
あしぶみ
)
して
口惜
(
くちおし
)
げに
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
や、や、や、——激しき人声、もの音、
足蹈
(
あしぶみ
)
。——
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「まあ、君は、」と、
足蹈
(
あしぶみ
)
で橋を刻んで
焦
(
じ
)
れると
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
蹈
漢検1級
部首:⾜
17画
“足”で始まる語句
足
足袋
足許
足下
足音
足掻
足駄
足利
足蹴
足跡