トップ
>
賤婦
>
せんぷ
ふりがな文庫
“
賤婦
(
せんぷ
)” の例文
されど
剛愎
(
ごうふく
)
我慢なるその
性
(
さが
)
として今かく
虜
(
とりこ
)
の
辱
(
はずかしめ
)
を受け、
賤婦
(
せんぷ
)
の虐迫に屈従して城下の
盟
(
ちか
)
いを潔しとせず、断然華族の位置を守りてお丹の要求を
却
(
しりぞ
)
けたるなり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
按
(
あん
)
ずるに
古
(
いにしえ
)
は麦・稲の穂を
扱
(
こ
)
くに、二つの
小管
(
こくだ
)
を
縄
(
なわ
)
を通して
繋
(
つな
)
ぎ、
之
(
これ
)
を握り持ち
挟
(
はさ
)
みて穂を扱きしなり、秋収の時に至れば、近隣の
賤婦
(
せんぷ
)
孀婆
(
そうば
)
是が為に
雇
(
やと
)
はれ、
以
(
もっ
)
て
飽
(
あ
)
くことを得たり。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
人々を裁いた法官帽は
賤婦
(
せんぷ
)
の裳衣だった腐敗物の傍に
沈溺
(
ちんでき
)
する。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
賤
漢検準1級
部首:⾙
15画
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
“賤”で始まる語句
賤
賤民
賤女
賤劣
賤業
賤奴
賤機山
賤機
賤夫
賤子