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讃歎
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さんたん
ふりがな文庫
“
讃歎
(
さんたん
)” の例文
かつ画学生の力をもって仁清の深遠なる絢爛をやすやすと生み出し、多くの好事家、鑑賞家、愛陶家をしてアッと
讃歎
(
さんたん
)
せしめんものと
素人製陶本窯を築くべからず:――製陶上についてかつて前山久吉さんを激怒せしめた私のあやまち――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
ああはたして仁なりや、しかも一人の
渠
(
かれ
)
が残忍
苛酷
(
かこく
)
にして、
恕
(
じょ
)
すべき老車夫を懲罰し、
憐
(
あわれ
)
むべき母と子を厳責したりし
尽瘁
(
じんすい
)
を、
讃歎
(
さんたん
)
するもの無きはいかん。
夜行巡査
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
素人眼
(
しろうとめ
)
には誠につまらぬ画にて、雪舟崇拝と称せし当時の美術学校派さへこれを凡作と評したるほどなりしが、不折君はやや
暫
(
しば
)
し見て後
頻
(
しき
)
りに
讃歎
(
さんたん
)
して
已
(
や
)
まず
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
伝説には此人一乗要訣を撰した時には、
馬鳴
(
めみょう
)
菩薩
(
ぼさつ
)
竜樹
(
りゅうじゅ
)
菩薩が現われて摩頂
讃歎
(
さんたん
)
し、伝教大師は合掌して、我山の教法は今汝に属すと告げられたと夢みたということである。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
稲積みの蔭で、お初の声は、嘲りから、だんだん
讃歎
(
さんたん
)
に変りつつあるのだった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
▼ もっと見る
おどろきと、
讃歎
(
さんたん
)
にみちた声の波紋はみるみるうちに大きくひろがってゆく。
本所松坂町
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
最も同国人の
讃歎
(
さんたん
)
するところの面白い仕事は強盗である。あるいは他の部落を
陥
(
おとしい
)
れ幾人の人間を殺すことを非常な名誉と思うて居るんである。カムには強盗の歌がある。その
俗謡
(
ぞくよう
)
がなかなか面白い。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
讃
漢検準1級
部首:⾔
22画
歎
漢検準1級
部首:⽋
15画
“讃”で始まる語句
讃
讃岐
讃美
讃嘆
讃辞
讃歌
讃美歌
讃州
讃甘
讃仰