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護送
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ごそう
ふりがな文庫
“
護送
(
ごそう
)” の例文
さればといって——それにグズグズ
手間
(
てま
)
どっているまに、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
一
族
(
ぞく
)
が
天
(
てん
)
ヶ
丘
(
おか
)
から道をかえて、
勝頼公
(
かつよりこう
)
をとおく
護送
(
ごそう
)
してしまったら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其の中には真弓子と川股助手とを
護送
(
ごそう
)
して来た矢口も
交
(
まじ
)
っていた。天文台は苦もなく占領され、台員一同はお気の毒ながら、一時地下室に入って貰った。
空中墳墓
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
捕
(
とら
)
われて東京に
護送
(
ごそう
)
せられたるこそ運の
拙
(
つたな
)
きものなれども、
成敗
(
せいはい
)
は
兵家
(
へいか
)
の常にして
固
(
もと
)
より
咎
(
とが
)
むべきにあらず、新政府においてもその罪を
悪
(
にく
)
んでその人を悪まず
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「
咲耶子
(
さくやこ
)
をうばい返しに? ウム、しゃらくさいやつめら!
浜松城
(
はままつじょう
)
へ
護送
(
ごそう
)
するまでは大事な
擒人
(
とりこ
)
、かならずぬかりがあってはならぬぞ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其の翌日の夕方、山名国太郎は今市から
護送
(
ごそう
)
されて来た。青年は数日の
懊悩
(
おうのう
)
にめっきり
憔悴
(
しょうすい
)
して、極度の神経衰弱症に
陥
(
おちい
)
っているらしく、簡単な
訊問
(
じんもん
)
に対してもその答弁は案外手間がとれた。
白蛇の死
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
きょうの朝まだきに、
桑名
(
くわな
)
に
在陣
(
ざいじん
)
する
秀吉
(
ひでよし
)
のところへ向けて、
和田呂宋兵衛
(
わだるそんべえ
)
が
護送
(
ごそう
)
していこうとする
勝頼
(
かつより
)
の
駕籠
(
かご
)
は、まだあの
朱門
(
あかもん
)
をでて山をくだっていないようだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あとのことは日本幕府の記録が示すとおり、村人に見つけられて長崎の
宗門方
(
しゅうもんかた
)
に渡され、やがて江戸
表
(
おもて
)
護送
(
ごそう
)
となって、前後十数回、筑後守新井白石のきびしい取調べをうけたのであります。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“護送”の意味
《名詞》
護送(ごそう)
付き添いながら護り送ること。
容疑者や被告人などを監視しながら送致すること。
(出典:Wiktionary)
護
常用漢字
小5
部首:⾔
20画
送
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
“護送”で始まる語句
護送船団編制