“謬(あやまり)” の例文
ただ不幸にして我が国においては今日なおこの種の信者を少なからず見るのであるが、しかしこの説の謬(あやまり)なる事は深く論ずるの必要はなかろう。
頃日(このごろ)高橋邦太郎さんに聞けば、文士芥川龍之介さんは香以の親戚だそうである。もし芥川氏の手に藉(よ)ってこの稿の謬(あやまり)を匡(ただ)すことを得ば幸であろう。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
一部分を過重する謬(あやまり)が減じ、ついに真理を発見するにいたるものゆえ、今後人間の行為を研究する人はよろしくこの方法をとって、真理をさぐるべきであろうと思う。
人道の正体 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
少し竃(かまど)の築き方を直せばいいじゃありませんか! 百円か、二百円で出来るごく安い仕事じゃありませんか、それをしないでいて、市民に迷惑をかけることは、大きな謬(あやまり)です。
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)
其蔭にはこういう人々が働いていたことを想像しても謬(あやまり)ではあるまいと信ずる。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
文三の位置では陥り易(やす)い謬(あやまり)
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
謬(あやまり)を本編に駆(かる)こと勿(なか)れ。
謬(あやまり)を本編に駆(かる)こと勿(なか)れ。
政治上の内閣制度はまた須(すべか)らく超然内閣たらざるべからずと論ずるに至っては、その謬(あやまり)なること余りに明白にして深く論弁するの必要はあるまい。
この説の謬(あやまり)なる事は已に述べた。繰返すまでもなく、民本主義は政治上の主義であって法律上の説明ではない。