諸道具しよだうぐ)” の例文
おひしと露知つゆしらぬお光が嫁入よめいりの支度の好惡よしあし父親とも又お金とも相談して調とゝのへければ衣類いるゐ諸道具しよだうぐ今は殘らずそろひたるに大家の事故先方にては夥多あまたの支度ある事にて未だ調とゝのはぬか婚姻こんいんの日を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
出さぬなどとは彌々捨置すておかれず此一件は貴樣たち承知しようちしても此の後藤半四郎が承知しようちならぬ是よりすぐに某し自身じしんに行て百兩の持參ぢさん衣類いるゐ諸道具しよだうぐ離縁状りえんじやうまでも殘らず取てつかはすべし又向うにて種々いろ/\云て其品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
召出めしいだされ一應糺されけるに十二月廿七日夜御組の中田甚太夫殿と申す御仁御出張にて文藏夫婦ぶんざうふうふ御召捕おんめしとり相成御代官へ引渡し候樣おほせ渡され米穀べいこく金銀諸道具しよだうぐ等迄とうまでのこらず封印の上御引取相成候間其通り御代官所へ召連めしつれうつたへ出候處一かう御存じこれなきとの事にてそれより御勘定奉行へ御引渡しあひなりなほまた當御役所へ相廻候と申立るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)