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蛤御門
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はまぐりごもん
ふりがな文庫
“
蛤御門
(
はまぐりごもん
)” の例文
鉄斎老人は久し振に
傘屋
(
からかさや
)
を訪ねた。そして
蛤御門
(
はまぐりごもん
)
の
戦
(
いくさ
)
や、桃太郎の鬼が島征伐などの昔話をして、二人とも目頭に涙を浮べて喜んだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「わたしが丁度
二十歳
(
はたち
)
の時だから、元治元年——京都では
蛤御門
(
はまぐりごもん
)
の
戰
(
いくさ
)
があつた年のことだと思へ。」と、をぢさんは先づ
冒頭
(
まくら
)
を置いた。
半七捕物帳:01 お文の魂
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
蛤御門
(
はまぐりごもん
)
の変、長州征伐、おまけに英米仏蘭四カ国の聯合艦隊が下関を砲撃するなど、とかく人心が動揺している。
早耳三次捕物聞書:04 海へ帰る女
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
夜が明けて十九日となると、景蔵は西の
蛤御門
(
はまぐりごもん
)
、
中立売御門
(
なかだちうりごもん
)
の方面にわくような砲声を聞き、やがて
室町
(
むろまち
)
付近より洛中に延焼した火災の囲みの中にいたとある。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
八月十八日の政変以来、隠忍に隠忍を重ねて来た長藩も、遂に堪忍袋の緒を切つたのである。遂に長軍の上洛となり、天王山に本拠を進め、
蛤御門
(
はまぐりごもん
)
の戦闘となるのである。
大衆維新史読本:07 池田屋襲撃
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
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私
(
わたくし
)
は舊幕府の家來で、十七の時に京都二
條
(
でう
)
の城(今の離宮)の
定番
(
ぢやうばん
)
といふものになつて行つた。江戸を立つたのが、
元治
(
ぐわんぢ
)
元年の九月で、例の
蛤御門
(
はまぐりごもん
)
の
戰
(
たゝかい
)
のあつてから二
個月
(
かげつ
)
後
(
のち
)
の事である。
兵馬倥偬の人
(旧字旧仮名)
/
塚原渋柿園
、
塚原蓼洲
(著)
「わたしが丁度
二十歳
(
はたち
)
の時だから、
元治
(
げんじ
)
元年——京都では
蛤御門
(
はまぐりごもん
)
のいくさがあった年のことだと思え」と、おじさんは先ず
冒頭
(
まくら
)
を置いた。
半七捕物帳:01 お文の魂
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
蛤御門
(
はまぐりごもん
)
の事変から江戸にある長州藩邸はみな取り壊しになったが、去年の八月、麻布
竜土町
(
りゅうどちょう
)
の中屋敷を取り壊した時には、俄かに大風が吹き出したとか
半七捕物帳:62 歩兵の髪切り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“蛤御門”の解説
蛤御門(はまぐりごもん)は、現在の京都御苑の外郭九門の一つ。本来の正式名称は「新在家御門(しんざいけごもん)」。門の形状は高麗門型の筋鉄門である。
(出典:Wikipedia)
蛤
漢検準1級
部首:⾍
12画
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“蛤”で始まる語句
蛤
蛤鍋
蛤蜊
蛤刃
蛤町
蛤鍋屋
蛤貝
蛤門
蛤仔
蛤屋