“薄(かろ)” の例文
今六五ことわらせ給ふは、専(もは)ら金の徳を薄(かろ)しめ、富貴の大業(たいげふ)なる事をしらざるを罪とし給ふなるが、かの六六紙魚(しぎよ)がいふ所もゆゑなきにあらず。
顧(おも)ふに名とたからともとむるに心ふたつある事なし。六一文字てふものに繋(つな)がれて、金の徳を薄(かろ)んじては、みづから清潔と唱(とな)へ、六二鋤(すき)を揮(ふる)うて棄てたる人を賢(かしこ)しといふ。
財(たから)を薄(かろ)んじて名をおもしとする惑(まどひ)なり。