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花札
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はなふだ
ふりがな文庫
“
花札
(
はなふだ
)” の例文
が、大井は黒木綿の紋附の
袂
(
たもと
)
から、『城』同人の
印
(
マアク
)
のある、
洒落
(
しゃ
)
れた切符を二枚出すと、それをまるで
花札
(
はなふだ
)
のように持って見せて
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
おれが
博奕場
(
ばくちば
)
へ出入りするようになったのは、そのあとのことだった。それまでは
花札
(
はなふだ
)
にも
賽
(
さい
)
ころにも、手を触れたことさえなかった。
おさん
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
皺
(
しわ
)
に包まれた老婆の全身を埋めた刺青の
醜怪
(
しゅうかい
)
さから、若い女の
起誓
(
ママ
)
きしょう
をこめた、腕や、
内股
(
うちまた
)
の名前や、
花札
(
はなふだ
)
や、桜なぞの刺青から、アルコール分の
摂取
(
せっしゅ
)
とか
刺青
(新字新仮名)
/
富田常雄
(著)
恐らく母はもう
耐
(
こら
)
えきれなかったのだろう。いきなりその家の
縁側
(
えんがわ
)
から
障子
(
しょうじ
)
をあけて座敷に上った。明るいランプの下に、四、五人の男が
車座
(
くるまざ
)
に座って
花札
(
はなふだ
)
をひいていた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
“花札”の解説
は、日本特有のかるたの一種。花かるた、花がるたとも。今では一般に花札といえばのことで、一組48枚に、12か月折々の花が4枚ずつに書き込まれている。
48枚という構成は、一組48枚だったころのポルトガルのトランプが伝来した名残である。2人で遊ぶこいこい、3人で遊ぶ花合わせ、という遊び方が一般的である他、愛好家の中では八八という遊び方に人気がある。同じ遊び方でも地域によってルールが異なったり、地域独特の遊び方も存在したりするほか、海外にも伝播している。
(出典:Wikipedia)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
札
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車