“起誓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きしょう66.7%
きせい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お熊は下女のお久の取持とりもちで手代の忠七とうから起誓きしょうまでも取交している仲であった。
黄八丈の小袖 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一、起誓きしょうのこと。おそらく、生涯に、いちど、の、ことでしょう。今夜、一夜、だまって、(笑わずに)ほんとに、だまって、お医者へいって、あと一つ、たのんで来て下さい。たのみます。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
互に生死も不明のまま、七年目七年めの七月七日に、忘れなく三国ヶ嶽で——会う。かならず、会う。こういう三羽烏の生命いのちをかけた起誓きせいである。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)