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芝居町
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しばいまち
ふりがな文庫
“
芝居町
(
しばいまち
)” の例文
こうして、築地橋から北の大通りにわたるこの一町内はすべて歌舞伎の夢の世界で、いわゆる
芝居町
(
しばいまち
)
の空気につつまれている。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
すると丁度その辺は去年の十月火災に
罹
(
かか
)
った
堺町
(
さかいちょう
)
葺屋町
(
ふきやちょう
)
の
替地
(
かえち
)
になった処とて、ここに新しい
芝居町
(
しばいまち
)
は早くも
七分通
(
しちぶどおり
)
普請を終えた有様である。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
馬道から
芝居町
(
しばいまち
)
へ抜けるところへ、藪の麦とろがあり、その先の細い横丁が
楽屋新道
(
がくやしんみち
)
で、次の横丁が芝居町となる。猿若町は三丁目まであって
賑
(
にぎ
)
わいました。
幕末維新懐古談:12 名高かった店などの印象
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
吾人は豊春の浮絵において安永時代の
芝居町
(
しばいまち
)
並に各座劇場内の光景を
窺
(
うかが
)
ふに当りてここにまた
北尾重政
(
きたおしげまさ
)
の描ける絵本をも一見せざるべからず。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
顧れば十幾年
前
(
まえ
)
芝居町
(
しばいまち
)
なぞで
能
(
よ
)
く見た折の金四郎と
今日
(
こんにち
)
の左衛門尉とを思い比べると実に不思議な心持になる。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
こうなるからは誰ぞ
公辺
(
こうへん
)
の
知人
(
しりびと
)
を頼り
内々
(
ないない
)
事情を聞くに
如
(
し
)
くはないと
兼
(
かね
)
て
芝居町
(
しばいまち
)
なぞでは
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
懇意にした
遠山金四郎
(
とおやまきんしろう
)
という旗本の
放蕩児
(
ほうとうじ
)
が、いつか家督をついで
左衛門尉景元
(
さえもんのじょうかげもと
)
と名乗り
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
芝
常用漢字
中学
部首:⾋
7画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“芝居”で始まる語句
芝居
芝居気
芝居小屋
芝居道
芝居舟
芝居者
芝居茶屋
芝居事
芝居場
芝居好