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自腹
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じばら
ふりがな文庫
“
自腹
(
じばら
)” の例文
柳宗元
(
りゅうそうげん
)
は
韓退之
(
かんたいし
)
の文を読むごとに
薔薇
(
しょうび
)
の
水
(
みず
)
で手を清めたと云うくらいだから、吾輩の文に対してもせめて
自腹
(
じばら
)
で雑誌を買って来て
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それもサ、何もお前さんの
自腹
(
じばら
)
を切って出せという話じゃねえ、蜂須賀家のお
金蔵
(
かねぐら
)
から、威張って引きだせる筋のものです
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お
律義
(
りちぎ
)
お
律義
(
りちぎ
)
、いつもその
思召
(
おぼしめし
)
で
願
(
ねが
)
ひたい、と
何
(
ど
)
の
道
(
みち
)
此処
(
ここ
)
は
自腹
(
じばら
)
でないから、
私
(
わたし
)
は
一人
(
ひとり
)
で
褒
(
ほ
)
めてゐる。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一同を代表してというのは武士としていかにも腑甲斐ない言い分であるというので、
詰腹
(
つめばら
)
を切らせる代りに、
自腹
(
じばら
)
を切って茶菓子を
奢
(
おご
)
らせられ、その上、自分がその使に行かねばならなくなりました。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
一文も
自腹
(
じばら
)
を切らずに、到るところ
大切
(
だいじ
)
にされて通ります。
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
腹
常用漢字
小6
部首:⾁
13画
“自”で始まる語句
自分
自
自然
自棄
自惚
自由
自暴
自家
自動車
自宅