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腕押
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うでおし
ふりがな文庫
“
腕押
(
うでおし
)” の例文
試験が済むとその晩から机を重ねて
縁側
(
えんがわ
)
の
隅
(
すみ
)
へ積み上げて、誰も勉強のできないような工夫をして、比較的広くなった座敷へ集って
腕押
(
うでおし
)
をやった。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
兵曹
(
へいそう
)
、どうぢや
一番
(
いちばん
)
腕押
(
うでおし
)
は——。』と
鐵
(
てつ
)
の
樣
(
やう
)
な
腕
(
うで
)
を
突出
(
つきだ
)
した。
虎髯大尉
(
こぜんたいゐ
)
の
腕押
(
うでおし
)
と
來
(
き
)
たら
有名
(
いうめい
)
なものである。けれど
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
はちつとも
知
(
し
)
らない、
自分
(
じぶん
)
も
大
(
だい
)
の
力自慢
(
ちからじまん
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その棒の端切れが向うの方の隅へでも見えると、今まで鼻唄を
謡
(
うた
)
ったり
喧嘩
(
けんか
)
をしたり
腕押
(
うでおし
)
をして居った奴が、静まり返って
殊勝
(
しゅしょう
)
らしくお経を読み始める。その様子が実に面白い。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
腕
常用漢字
中学
部首:⾁
12画
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“腕”で始まる語句
腕
腕車
腕白
腕利
腕環
腕組
腕拱
腕力
腕節
腕時計