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胃袋
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いぶくろ
ふりがな文庫
“
胃袋
(
いぶくろ
)” の例文
諸君は世界の地図をひらくと、ずっと下のほうに、
胃袋
(
いぶくろ
)
のような形をした、大きな島を見ることであろう、これはオーストラリアである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
なにしろ、
胃袋
(
いぶくろ
)
のなかは石がいっぱいで、のどがからからにかわいてたまらないので、ふき井戸のところへ行って、水をのもうとしました。
おおかみと七ひきのこどもやぎ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
ところがどうだ諸君諸君が
一寸
(
ちょっと
)
菜っ葉へ
酢
(
す
)
をかけてたべる、そのとき諸君の
胃袋
(
いぶくろ
)
に入って死んでしまうバクテリアの数は百億や二百億じゃ
利
(
き
)
けゃしない。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ゆうべスッカリ吐きだして、
今朝
(
けさ
)
は
胃袋
(
いぶくろ
)
が、カラッポになっているとみえて、
食慾
(
しょくよく
)
ばかりになった目つきで、しきりに、そこらをキョトキョトと見まわしながら
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
牛
(
うし
)
の
胃袋
(
いぶくろ
)
冬 第二百八十九 牛の
臓物
(
ぞうもつ
)
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
のみならず、十歳から十六歳までの少年である、
胃袋
(
いぶくろ
)
はおとなよりもすこやかに、食うことにかけてはことごとく
豪傑
(
ごうけつ
)
ぞろいだからたまらない。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
と、
打
(
ぶ
)
ったおれた泣き虫の蛾次郎は、脾腹をおさえてフンぞったとたんに、昼間のうち
胃袋
(
いぶくろ
)
を楽しませたご
馳走
(
ちそう
)
をのこらず口から
吐
(
は
)
きだして、
厩
(
うまや
)
のまえにへたばってしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兵卒一「勲章と
胃袋
(
いぶくろ
)
にゴム糸がついていたようだったなあ」
饑餓陣営:一幕
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
胸
(
むね
)
や口のまわりには、
田楽
(
でんがく
)
の
味噌
(
みそ
)
だの、
黄粉
(
きなこ
)
だの、あまくさい
蜜糖
(
みつ
)
の
粘
(
ねば
)
りだのがこびりついていて、いかに、かれの
胃袋
(
いぶくろ
)
が、きょう一日をまんぞくにおくっていたかを物語っている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
胃袋
(
いぶくろ
)
ぅ はいて ぎったりぎたり。
種山ヶ原
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
胃
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
袋
常用漢字
中学
部首:⾐
11画
“胃”で始まる語句
胃
胃潰瘍
胃癌
胃嚢
胃痙攣
胃腑
胃吉
胃弱
胃病
胃腸