“胃痙攣”の読み方と例文
読み方割合
いけいれん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盂蘭盆うらぼんの迎い火を焚くという七月十三日のゆう方に、わたしは突然に強い差込みに襲われてたおれた。急性の胃痙攣いけいれんである。
薬前薬後 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その日、丁度宿直に当っていた私は、放課後間もなく、はげしい胃痙攣いけいれんに悩まされたので、早速校医の忠告通り、車で宅へ帰る事に致しました。
二つの手紙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
蜆ばかり食べさせられて胃痙攣いけいれんを起して転輾てんてんし、論語をひらいて、学而がくじ第一、と読むと必ず睡魔に襲われるところとなり、毛虫がきらいで、それを見ると
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)