“食慾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょくよく75.0%
しよくよく12.5%
くひけ6.3%
アペタイト6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六月になってからはお食慾しょくよくが減退してお顔色も悪くおやつれが見えるようになった。衛門督は思いあまる時々に夢のように忍んで来た。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
そのうち今太郎君は、むき出しになつてゐる両方の手が、鱶の食慾しよくよくをそゝり立てはしまいかと気遣つたので、そつとうしろの方へまはしました。
動く海底 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
とにかく其のB子夫人は、僕の食慾アペタイトを激しくあおりあげたのだった。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)