“しょくよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
食慾92.3%
食欲7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これからは、食慾しょくよくもすすむ一方です。本当に、あなたは、なんにもご存じないのですねえ。無理もない。これからは、私が相談相手になってあげてもよい。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
乱暴に白い足袋たびみつけられて、キャッと声を立てる、それもかえって食慾しょくよくが出るほどで、そんな下手もの料理の食べ歩きがちょっとしたたのしみになった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
せきが出る、食欲しょくよくが進まない、熱が高まると言う始末しまつである、しのは力の及ぶ限り、医者にも見せたり、買い薬もしたり、いろいろ養生ようじょうに手を尽した。しかし少しも効験こうけんは見えない。
おしの (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)