“しよくよく”の漢字の書き方と例文
語句割合
食慾100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうち今太郎君は、むき出しになつてゐる両方の手が、鱶の食慾しよくよくをそゝり立てはしまいかと気遣つたので、そつとうしろの方へまはしました。
動く海底 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
いわしあぶらがぢり/\とれてあをほのほつた。いわしにほひうすけむりとも室内しつない滿ちた。さうしてそのにほひがおしな食慾しよくよくうながした。おしな俯伏うつぶしたなりで煙臭けぶりくさくなつたいわしべた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)