“聞苦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゝぐる60.0%
ききぐる40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつと先祖せんぞ武家出ぶけでであらうが、如何いかにもくだんの、ならばが、ともだちのみゝさはつて聞苦きゝぐるしい。自然しぜんにつきあつてあそぶものもすくなくなる。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「そんな聞苦きゝぐるしい事を言ふ。おれに誰が學資を出して大學を卒業させてくれたと思ふ。」
半日 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
神尾殿、貴殿の御意見は一応御尤ごもっともなれど、それではどうやらこの甲府城内の上流の者に、風儀を乱すものがあるように聞えて甚だ聞苦ききぐるしい、かどの立たぬように、御意見のあるところだけを
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
まだ口慣くちなれませんからお聞苦ききぐるしうございませう。
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)