老臣らうしん)” の例文
こゝに又佐々木靱負は日野大納言殿に仕へ同勤どうきん安田平馬と申合せ稻葉家の老臣らうしん稻葉勘解由を十分にあざむき大金をかすめ取安田と兩人分取わけどりになし其金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もつて榊原殿へたつせよと早打はやうち直使つかひを立られ榊原家の老臣らうしん伊奈兵右衞門へ御用状ごようじやうをぞ渡しける御用状ようじやうおもむ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うしなはんとなしたるだん彌々いよ/\相違さうゐなきやと申されければ主税之助は恐入て惡事相違御座なく候と申けるに大岡殿又平左衞門にむかはれ其方そのはうことば似合にあは大膽不敵だいたんふてき曲者くせものなり先年京都日野家に於て稻葉丹後守の老臣らうしん稻葉勘解由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)