耀かがやか)” の例文
わたくしの為に世のすがたを飾り、すべての花の枝の美しさをば限り知られぬ栄光に輝してくれたのですのに、わたくしは全く恍惚こうこつとして地上に身を投げ伏し、耀かがやかしい自然、そのころも
白羽二重しろはぶたへのハンカチイフに涙をおほへる指に赤く、白く指環リングの玉を耀かがやかしたる、ほとんど物語の画をもるらん心地して、この美き人の身の上に何事の起りけると、豊は可恐おそろしきやうにも覚ゆるぞかし。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その平生へいぜい怠無おこたりなかりし天は、又今日に何の変易へんえきもあらず、悠々ゆうゆうとしてあをく、昭々としてひろく、浩々こうこうとして静に、しかも確然としてそのおほふべきを覆ひ、終日ひねもす北の風をおろし、夕付ゆふづく日の影を耀かがやかして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その地顔のあかきをば仮漆布ニスしきたるやうに照り耀かがやかして陶然たり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)